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秋立ちぬ ⑤

1960年 東宝 監督:成瀬巳喜男 製作:成瀬巳喜男 シネスコ モノクロ 79分
​出演:乙羽信子、加東大介、夏木陽介、河津清三郎、原知佐子、大沢健三郎、一木双葉、藤原釜足、賀原夏子、菅井きん、藤間紫、三田照子、園田あゆみ、小西瑠美、野上優子、草川直也、三浦敏男、西条康彦、桜井巨郎、杉浦千恵
​ 秀男と順子が歩いた線路付近 : 春海橋・晴海橋梁付近(東京都江東区豊洲2-5-1付近)
橋の袂を歩く秀男と順子。
晴海埠頭からここまで歩いて15分の道程だ。
右が旧春海橋で、現在の橋は昭和37年完成の橋になる。左が東京都港湾局晴海線の晴海橋梁で、下は春海運河になる。
画像①
秀男「ここじゃ海が見えねえずら」 順子「じゃあもっとあっちへ行ってみましょうよ」でここへ来た。
橋の左側一帯は小野田セメントの工場になる。
線路沿いまで来た2人。
画像②
・東京メトロ有楽町線豊洲駅下車 徒歩8分
橋線路内に立ち入った2人。
今なら大問題になる。
画像①
仲良く手を繋ぎ線路上を歩く秀男と順子。
線路は延々と越中島貨物駅まで続く。右は石川島播磨重工業の工場になる。
画像④
左の空撮では秀男と順子のいた場所を表している。赤丸番号は上の画像末尾の赤丸番号と同じになる。
秀男と順子が歩いた線路③④は、現在長ったらしい名前のタワーマンションが建っているため、全て撤去されてしまったが、『日本映画の名匠 成瀬巳喜男ファンページ』様のページで撤去前の2002年頃撮影の貴重な画像が公開されているので、是非併せてご覧いただきたい。
線路上を歩いていた秀男と順子が次に現れたのは、材木置場のような所だった
・ゆりかもめ有明テニスの森駅下車 徒歩12分
​ 秀男と順子が歩いた材木置き場 : 東雲飛行場北(廣済堂有明工場/東京都江東区有明1-1)
走る秀男、追う順子。
奥には東京ガスのガスタンク群が広がっている。
​積み上げられた材木の上に登り海を見つめる秀男と順子
埋め立てやらで、この辺りもかなり変貌してしまった。木場に近い事もあり、運河も貯木場として材木で埋めつくされている。右下は東雲飛行場で、飛行機らしきものが2機確認できる。
この場所の特定にはかなり手間取った。ヒントとなるのが小屋、材木置き場、奥に見える煙突とガスタンク群の3つだけだ。地方在住の私には煙突、ガスタンク=東京ガス豊洲とはすぐに結びつかない。
結局、Goo空撮(S38)で春海橋周辺の埋め立て地をくまなく見た結果、小屋材木置き場らしきスペースが見つかったのはラッキーだった。
仲良くお手手つないで歩く秀男と順子。春海橋から徒歩で35分の道程だ。
奥の煙突がいま話題の豊洲、東京ガスの都市ガス製造工場になる。その手前には東雲運河がある。画像右の小さな小屋。こんな小さなものがロケ地特定のヒントになった。
​念のためストリートビューを付けておいたが、ほとんど役に立たない。
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