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秋立ちぬ ③

1960年 東宝 監督:成瀬巳喜男 製作:成瀬巳喜男 シネスコ モノクロ 79分
​出演:乙羽信子、加東大介、夏木陽介、河津清三郎、原知佐子、大沢健三郎、一木双葉、藤原釜足、賀原夏子、菅井きん、藤間紫、三田照子、園田あゆみ、小西瑠美、野上優子、草川直也、三浦敏男、西条康彦、桜井巨郎、杉浦千恵
​ 秀男と悪ガキたちが乱闘騒ぎを起こした公園 : 京橋公園・旧 京橋小学校(京橋プラザ/東京都中央区銀座1−25−2)
秀男に気付いた悪ガキ達が飛んできた。
「お前この前のバットどこへやったんだ!」と秀男に詰め寄る悪ガキ達。
「オラ知らねえずらぜよ」何やら雲行きが怪しそうだ。
どうやら先日の空き地での野球の際、バットを置いてきてしまったようだ。
昭太郎から三島旅館への配達を頼まれた秀男は、近道かどうかわからないが京橋公園へ入ってきた。
とうとう乱闘がはじまった。田舎で鍛えただけあって秀男は結構武闘派だ。
謎の少女が散らばったトマトを拾ってくれた。
2015.07.29 巡礼
・東京メトロ有楽町線新富町駅下車 徒歩5分
お礼を言い去っていく秀男。謎の少女も秀男の後を追い始めた。
秀男も微笑み返し。
京橋公園を出た秀男は京橋小学校横(西側)の道路を北から南方向へ歩き三島旅館へ急いだ。
秀男を見て微笑むの謎の少女。
つけられている事に気付き振り返る秀男。
校舎に続き画像右奥がプールになる。

この場所について『大瀧詠一の「映画カラオケ」のすすめ。(月刊東京人2009年11月号)』によると

・少女の奥に橋が見える

・画像を拡大すると「白魚橋」のプレートが確認できた。

とあるが、どれだけ見ても私には橋もプレートも確認できなかった。

またこの場所は『ぼくの近代建築コレクション』様のブログに詳しく紹介しているので、是非ご一読いただきたい。

2015.07.29 巡礼
・東京メトロ有楽町線新富町駅下車 徒歩6分
​ 秀男と少女が微笑みあった道路 : 京橋小学校西側道路(東京都中央区銀座1-19と1-25の間)
不審そうに少女を見る秀男。
築地川沿いを歩き、秀男は間もなく三島旅館到着する。
三島旅館勝手口前で立ち止まり入るのに躊躇する秀男。謎の少女もすぐそこまで来ている。
​ 秀男が配達に行った三島旅館の勝手口 : 旅館瀬川(銀座プラザビルディング/東京都中央区銀座3-15・)

母親の勤める三島旅館に入っていった秀男は、配達のトマトを渡す。だが、喧嘩で散らばったトマトは傷だらけ。旅館のおばさん(菅井きん)にこっぴどく怒られてるところへ謎の少女が助け船を。少女は三島旅館の娘で名を順子という。

2015.07.29 巡礼
・東京メトロ、都営地下鉄東銀座駅下車 A7番出口より徒歩5分
ふり返る秀男。謎の少女はまだついてくる。
中央左の大きな建物が中央区役所、その下の橋が亀井橋、その下には築地川が流れる。
振り返りながら三島旅館横の路地を入る秀男。
秀男を見ながら裏玄関から入る謎の少女。
三島旅館で庇ってもらったのが縁で仲良くなった秀男と順子。今日は「海が見たい!」という秀男を連れデパートへ来た。
​ 秀男と順子が行ったデパート : 松坂屋銀座店(東京都中央区銀6-10)
・東京メトロ銀座駅下車 A3番出口より徒歩2分
店内を歩く秀男と順子。夏休みの宿題の「昆虫標本」を買うという順子だったが、「やめとけよ!生きたカブト虫を貸してあげるから」とやさしさを見せる秀男だった。
デパート屋上に上がった2人。
「あれが海よ!」海を見たことがないという秀男に順子が教えた。でもそこは秀男の思っていた海とは違っていた。
ロケは銀座6丁目の旧 松坂屋銀座店が使われた。巡礼時は残念ながら建て替え工事中だった
「さっき、母ちゃんいたよ」店員として働く従姉の春江(原知佐子・八百常の長女)に教えられた秀男は、順子を置いて店を出た。
​ 秀男が茂子を見つけた場所 : 松坂屋銀座店横みゆき通り(東京都中央区銀5-8と6-10の間)
店を出て昭和通り方面に走る秀男。
「かあちゃん!」の声にふり返る茂子はバツ悪そうだ。「何だいこの子は」と近寄りながらお小遣いをくれた母ちゃんは、知らないおじさん(加東大介)と行ってしまった。
この辺りの再開発工事はかなり大規模のようで、松坂屋とその裏も含め二区画まるまるやっている。
・東京メトロ銀座駅下車 A3番出口より徒歩2分
2015.07.29 巡礼
夏休みも残り少なくなったある日、昭太郎は秀男を連れ多摩川に来た。
​ 昭太郎が秀男を連れていった川べり : 多摩水道橋付近(神奈川県川崎市多摩区登戸新町3東の多摩川河川敷)
河川敷に到着。
奥に見えるのが、2人が渡ってきた多摩水道橋、その奥に見えるのは小田急の鉄橋と思われる。
・小田急小田原線、JR南武線登戸駅より徒歩10分
順子のためにカブト虫を探す秀男。
泳ぐ昭太郎。昭和35年は長閑だ~
このロケ地については現地調査をしていないので、詳細は『日本映画の名匠 成瀬巳喜男ファンページ』様のページをご参照ください。
秀男を乗せて橋を爆走中の昭太郎。
渡っているのは多摩水道橋。東京の狛江市と川崎市多摩区にかかる橋だ。

多摩川から戻った秀男に、三島旅館に住み込みで勤めていた茂子がお客の男と駆け落ちしたらしいと知らせが入った。

​ 秀男と順子が行ったデパート : 松坂屋銀座店(東京都中央区銀6-10)
・東京メトロ銀座駅下車 A3番出口より徒歩2分
同じころ、屋上の片隅では春江とアルバイト大学生の山下(西条康彦)がいい雰囲気になっていた。
気落ちする秀男を元気づけようと、順子はデパートの屋上に誘った。
「中年の女ってこわいんですってよ。あんたのお母さん中年の女でしょ?きっとそうよ。中年の女がね男に狂うと子供のことなんか忘れちゃうんだって。」と明るく追い打ちをかけてた。
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